犬の訓練士、ドッグトレーナーを目指す人へ
どうしたら、訓練士・ドッグトレーナーになれるのか
今回はその議題を詳しく解説したいと思います。
まず、訓練士とドッグトレーナーは違うのか?というところからお話しします。
はっきり言えば、
どちらも一緒の意味で、ただの言葉の違いです。
よく「私は訓練士ではなくてドッグトレーナーです」と仰る方がいますが、別に関係ないですよ。
イメージ的には警察犬や盲導犬、災害救助犬などをトレーニングするのが訓練士と言われていて、家庭的なしつけを行うのがドッグトレーナーと分けている人もいますが、関係ありません。
警察犬訓練士だって、家庭的なしつけのトレーニングはできます。
むしろ、警察犬や盲導犬、災害救助犬などは、まず家庭的なしつけをしてから専門的な仕事と言われているトレーニングを始めます。
なのでなにをするにも、必ず行う初歩的なしつけは誰だって、どの犬だってやることなのです。
あとは訓練士=調教師と思われることもしばしばあります。
それだけ、訓練士・ドッグトレーナーという言葉、職業がまだ日本に認知されていないということになります。
基本はどちらの言葉も一緒だし、どう名乗るかは本人次第ということですね。
僕が持っている資格は、農林水産省認可の畜犬団体公認【訓練士】ですが、訓練士というと「犬を調教してるんですね」と言われことが多く、毎回毎回説明するのが億劫になってしまったので、誰でもわかりやすく聞き馴染みがある【ドッグトレーナー】と名乗っています。
よく「どの資格を持てばプロのドッグトレーナーになれますか?」など ドッグトレーナーの資格について質問があります。
正直に言えば、ドッグトレーナーとは国家資格ではないので、誰でも「ドッグトレーナー」と名乗ればなれてしまう職業です。
ただし、日本で【プロ】と名乗れるドッグトレーナー資格は、3つの団体の資格と言われています。
3団体のうち、2団体は「農林水産省」1団体は「警視庁」の認可がありま す。
このドッグトレーナー資格を取得するには訓練所と言われるドッグトレ ーニング施設に数年(3~5年以上)務めながら、数頭の犬を訓練犬として仕上げ、実技試験に合格し、訓練競技会と言われるドッグトレーニングの大会に数回出場し、各地域の代表に認められ推薦状をいただき、筆記試験を受け、 合格したら貰えるという道のりの長い資格です。
そして、ようやく晴れて【プロのドッグトレーナー】として活動できるのです。
他には、通信制で数ヶ月講座を受け、受け終えたらドッグトレーナーの資格が送られてくるなど、お金を支払えば翌週にドッグトレーナーの資格を貰える、簡単な実技やテストに受かったら資格が貰えたり、動物系専門学校に2年通い卒業したら貰える資格というところもありま す。
どちらも同じドッグトレーナーです。
ですが、前者と後者では「努力の量」と「接してきた犬の数と時間」に大幅な差があります。
同じ「職種」。でも違う「職種」です。
ハッキリ言えば、レベルが違う。
もちろん、後者のドッグトレーナーの方でも素晴らしい才能の持ち主もいらっしゃいます。 ですが、もしドッグトレーナーを本気で目指している方がいるのであれば、 前者の資格を取ることをお勧めします。
しかし前者の資格を取るならば、楽しいことばかりではありません。
厳しく、辛い現状も待っています。
ですが、必要とされているのは【本物】のドッグトレーナーです。
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