ドッグトレーナーが読み解く【動物ニュース】

ドッグトレーナーからの視点で、あらゆる動物ニュースを紹介し読み解いていきます。ドッグトレーニングoffice-canine代表。通信講座【ペット講座・誰でもできるしつけ方法】講師

犬の長生きは幸せの証拠

news.aol.jp

 

平均寿命13~15歳くらい(大きさにもよる)なのに、なんと30歳まで長生きした犬がオーストラリアにいたそうな。

平均の倍ですよ。驚きです。

 

世界は広いですね、

 

 

 

 

こう見ると、人間もそうですが犬も平均寿命が延びてきているのでしょうか。まあ大学教授とかではないので詳しくはわかりませんが。

 

ですが、日本でも動物医療もどんどん向上し、ドッグフードなどの食に関しても良いものに変わっていたりしていますので、その影響もあるのかもしれませんね。

 

30年も大きな病気やケガもなく、生涯を全うしたのは素晴らしいことです。

 

それだけ長く生きられたのも、飼い主の愛情が減ることもなく毎日注がれていたからでしょう。

 

僕は去年、一番の相棒を失いました。

11歳とまだ若かったのですが、乳腺腫瘍からの末期ガンでした。

僕がドッグトレーナーの道を志して、プロになってからも毎日行動を共にしていました。

休みの日に出かけるときも、温泉旅行に行くときも、寝るときもどんな時も。

僕が家を留守にするときは、他の犬たちの統制をとって、犬同士の喧嘩やイザコザもなく良きリーダー犬でした。

ドッグトレーニングとドッグスポーツの大会で初優勝をもたらしてくれて、僕の技術をプロまでに押し上げてくれた相棒。

 

末期ガンになり寝たきりになってしまって、ご飯を食べられなくなってしまいました。

もう命の灯が消えそうな相棒の横で、「手術をして腫瘍を取ったのに」や「こんなはずじゃ」など独り言を、深いため息と一緒に呟いて、ただただ座って天井を見上げてました。

朝起きたら、息絶えていているかもと急いで起き上がり、息をしているのを確認してホッとする。この繰り返しが約二週間続きました。

 

寝たきりになって最期を迎えた日。

いつものようにスポイトで水を飲ませ、口をふいてあげました。

そして、片づけをしていると、歩く音が聞こえ、振り向きました。

 

寝たきりで立てなくなっていたはずの相棒が、尻尾を振りながら僕に近づいてきました。

僕は無言で座り込み、相棒を抱きしめました。

 

それが相棒との最後の意思疎通です。

 

そのまま相棒は僕の腕の中で、眠るように息を引き取りました。

 

そのあとは、後悔とかクヨクヨせず、相棒に悲しい表情を見せないよう、いつもの笑顔で胸を張って相棒を送り届けました。

 

今の僕がいるのは相棒のおかげです。

 

 現在も常に僕のそばに写真があり、行動を共にしています。

 

本当はもっともっと長く生かせてあげたかった。でも病気などで、それが叶わないこともあります。

 

ですから、この記事を見て、とても羨ましいというか胸を打たれたというか・・・。

 

 病気などがなければ、愛情でここまで長生きすることができる。

 

もちろん個体差はありますけどね。

 

30年間、お疲れさまでした。

 

今僕の家では、相棒のナンバー2だった犬が、しっかりと役割を引き継いで統制をとっています。

 

 だから、なにも心配しなくていいぜ。相棒。

 

 

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