犬は人に嘘をつく
とても興味深い内容の記事。
ドッグトレーナーの仕事をしていて、たしかに。と思う節があります。
この実験で、いかに犬という動物は頭が良いかわかってくる。
物を判別、人を見極める能力は、すでに警察犬、災害救助犬、盲導犬などでその能力は発揮されている。
このような仕事を行っている代表的な犬種は「ジャーマンシェパードドッグ」や「ラブラドールレトリーバー」などの大型犬です。
彼らは優秀な頭脳と行動力があります。
ですが、能力を発揮しているのは、そのような【仕事】をしている犬たちだけではありません。
特にこの【協力的】【非協力的】の認識、そして嘘をつくような行動は、他の大型犬はもちろん小型犬も日常生活の中で、自然と行われています。
例えば、普段家に居ないが、いつもオヤツや晩酌のおつまみを一口くれるお父さんにはよく懐き、普段家に居て、毎日散歩や身の回りのお世話をしているお母さんにはあまり懐かないなど。
このような相談内容がけっこうあります。
この例で見ていくと、オヤツやおつまみをくれるお父さんは、【犬が協力を求めている】ときに、その行動をしているのです。
お母さんの場合は【犬が協力を求めていない】ときでも散歩や身の回りのお世話をしているからです。
そうなると、犬が自分から【なにかをしてほしい】と協力を求めているときに行動しているのはお父さんと見極め、懐いてしまうということになります。
ということは、一緒にいる時間が長いからといって懐くわけではないということです。
ただし【協力的】になりすぎてしまうと、吠えることや問題行動をしたり、いつのまにか犬のほうが立場が上になる。ということもありますのでお気を付けください。
【犬に協力的】が【犬に使われる】存在に変化してしまいます。
日常生活の基本は【協力を求められる前に行動すること】です。
例えば、水を飲みたそうな仕草をしている。体の一部を痒そうにしている。そのときを先に気づいてあげて行動を取ることが大切です。
協力を求める行動が激しくなると、それは問題行動となってしまいます。
犬は自分の都合の良い条件、環境を選びます。
そして、自分の都合が悪い時になると「嘘」をついて知らんぷりしたり、目をそらしたりします。
しつけの失敗で、問題行動やイタズラが都合の良い環境にならないように気を付けましょう。
日常生活で、犬に常に監視されているように見られていたら、要注意かもしれませんね。
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